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※ここの文中には,使用するWebGISのリンクが貼り付けてあるが,ここの地図を表示するには,「GoogleCrome」を通常使うブラウザに設定する必要がある。 地理院地図,Web版GoogleEarthをはじめ実は,WebGISはGoogleCrome上で正常動作するものが多い傾向にあるためである。 この設定のためには,まずPCをオンライン状態にして「GoogleCrome」のショートカットをクリックし,「Googleの検索画面」を表示させる。もしここでブラウザ(インターネットをみるとめためのソフト)にinternetexplorerが設定されている場合,PC画面上に「デフォルトに設定(通常使うソフトとして設定)」というボタンが表示される。ここをクリックして,GoogleCromeをデフォルトに設定すればいい。実は海外サイトのWebGISを操作するとき,この設定をしておくと,インターネットの自動翻訳が可能となるので,生徒に使用させる場合にはあわせてGoogleの翻訳機能をつかわせるとよい。 1 はじめに まず私が都市問題の授業で生徒に触れさせたいと考えるのは,Human Terrain:Population 3D-ThePuddingというサイトである。ここでは,2015年の世界各地の人口密度が, 3Dの棒グラフで示され,人口の集積地が大変分かりやすくなっている。その横の都市名を読み取れば世界各地の人間が,どのような都市に集積しているのかが一目瞭然である(図1)。 生徒にはまずこの地図で,世界各州の大きな人口集積がみられる都市を概観させたい。北米ではニューヨーク,メキシコシティ。南米ではカラカス,サンチアゴ,サンパウロ,ブエノスアイレス。アフリカではカイロ,キンシャサ。アジアではイスタンブール,カラチ,ムンバイ,シャンハイ,マニラ,ジャカルタ。ヨーロッパではロンドン,バルセロナといった都市が読み取れるはずである。その確認が終わったところで生徒には,「こうした都市での過度な人口集積による様々な不都合な問題を,都市問題と呼ぶ」と示したい。 図1 Human Terrain:Population 3D そして生徒には同じサイトの画面上にある「1990年と比較」というボタンをクリックさせ,左に1990年,右に2015年の地図を並列表示させる。そして欧米などの先進国と,アジア・アフリカなど発展途上地域の都市の近年の人口集積の動向を確認させたい。生徒は,先進国の都市が高い人口集積のまま近年の動向が安定していること。発展途上地域の都市が近年急速に人口集積が進んでいることを読み取るだろう(図2,図3)。生徒には,それぞれの都市では,こうした人口集積の動向の違いも背景となって,それぞれの問題の現れ方が異なることも示したい。
図2 先進国 図3 発展途上地域 2 先進国の都市をみる
3 発展途上地域の都市をみる
5 まとめ 以上のようにWebGISで先進国と発展途上地域の都市問題を具体的に考察させたあとは,生徒にはそれらの共通点と相違点を話し合せ,その特徴をまとめさせるとよいだろう。
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