BJICA海外職員研修を利用した国際理解教育の試み

 

 

私は2013年8月1日〜11日,JICAの海外教師研修プログラムでブータンに行きました。そしてその後ブータンで得た情報をもとに「相互依存の世界の中での外国との接し方をトレーニングする」というテーマのもとに,授業実践したり,報告発表をしました。今回は、その実践報告です。

  • 1 海外研修報告(JICA提出)

  • 2 授業実践報告

  • 3 授業実践とコンテンツ

  1. 授業実践報告書(2013.12.18公開授業の配布資料)
  2. ブータンについて学びと支援を考える (2014.3.8報告セミナー「グローバル化時代の国際教育をかんがえる〜教育課程と国際教育との関係・学校現場の取組み〜」での事例発表資料/生徒の成果まとめ)
  3. 教師海外研修後の授業実践について (2014.3.8報告セミナー「グローバル化時代の国際教育をかんがえる〜教育課程と国際教育との関係・学校現場の取組み〜」での事例発表資料/授業の流れまとめ)
  4. 平成25年度JICA地球ひろば教師海外研修報告(2014.3.23群馬県グローバルセミナー講演資料)

1.授業の導入部分で使用した自作コンテンツ

まずこの自作コンテンツを使って,ブータンの概観についてのブリーフィングを行いました。まずは各班がそれぞれ違った分野に分かれてワーキングを行うことを予告した上で, Powerpointを使ってブータンの概観を考察させる授業を行いました。

2.ワーキングで使用したカードのもとデータ

続いて,各班で検討するテーマを決定させた上で,ブータンの良い所と課題点を考察させるワーキングを行わせました。ワーキングで使用したカードについては,もとはpowerpointで作り,それをすべてL版サイズのカードに印刷しました。そして,生徒にブータンの良い所,課題点を自分自身の目と頭で判断させるためにかーどをシャッフルして,生徒に配布しました。

3.生徒の最終プレゼン前に示したコンテンツ

生徒には,ブータンの良い所,課題点を考察させたあと,それに基づいて「ブータンからの学び」と「ブータンへの支援」についてワーキングで考えさせたが,それらについての最終プレゼンの際私がまず最初に使ったのは,東日本大震災によって日本がどんなダメージを受けたのかを示した動画(【東日本大震災】国家存亡の危機180秒映像!地震津波の瞬間・原発事故! )と,それに対して世界の国々がどのように動いたのかを示した動画(東日本大震災外国人からの支援活動)である。つまりこの二つの動画によって,世界が相互依存の関係で結びついているのだということを考察させた。

またその上で,私は,今回のワーキングの目的が「『相互依存の世界』にふさわしい, 外国との接し方をトレーニングすること」と,「ブータンを通して様々な歴史的課題への気づき」にあったことを確認し,生徒の最終プレゼンを行わせた。その授業の流れを作るのに利用したのが次のコンテンツだった。

 

 

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