グラフ作成を支援するサイト
クウェート在住のウェブデザイナーRichard Byrne氏がアップしているオンラインでグラフが生成できるサイトである。日本語を含む複数言語に対応している。有料と無料のコースがあるが、無料でもグラフの画像のダウンロードなどは問題なくできる。教育用に開発された。あらゆる種類のグラフ (折れ線、棒、面、円、レーダー、アイコン マトリックスなど) を作成して共有できるようになっている。
Googleスプレッドシートは、Excelと同じくグラフ作成機能があり、上のメニューにある「挿入」から「グラフ」を選択すると、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・複合グラフ(2軸グラフ)・レイダーチャートなどが作成できる(「マップチャート」を選ぶと簡易的な国別の図形表現図とコロプレスマップがつくれる)。スプレッドシート上のデータでグラフ化したい部分を範囲指定して、上のメニューにある「挿入」から「グラフ」を選択する。グラフの種類を選択できるメニューが表示されるので、そこでグラフの種類を選択する。あとは表示されたメニューからグラフのカスタマイズをする。
フラッシュカードが作成できるサイト
手軽にフラッシュカードを自作し,見ることができるフリーソフトで「めっくる」がある。
ドラッグ&ドロップで簡単にフラッシュカードを作成することができるオンラインツール。豊富なテーマ、テンプレート、フォント、画像が用意され、すぐにフラッシュカードを作成することができる。
プレゼンテーション資料作成の支援ツール
ロイロノートスクールでは、画像、動画、音声カード、ウェブカード、テキストカードを→で結び付けていくことで簡単にスライドがつくれる。そのママプレゼン資料にもなり、生徒主体の学習をすすめる時には有用である。
GoogleChromeの機能としてスライドを作成する機能がある。Chromebookを使っている学校については生徒のプレゼン資料作成などに有用である。
世界のライブ画像が見られるサイト
【ポータルサイト】 ※時間帯によってみられないこともあるので注意
【サウジアラビア・メッカ】
サウジアラビアの「 Makkah Live」というサイトでは,メッカのカーバ神殿,メディナでの巡礼の様子をライブ中継で見ることができる。
【イスラエル・嘆きの壁】
ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」のライブ中継も「webworldcam.com」というサイトで見ることができる。
【南極・昭和基地】
このサイトでは,南極にある日本の昭和基地の毎分更新表示されるライブ中継がみられる。
共有ホワイトボードが利用できるサイト
マインドマップ作成ができるサイト
ブザン協会の「公式マップ」を作るためには,何色かのサインペンが必要だったり,煩雑な点が多い。その点,「FREE MIND」というフリーソフトで作れるマインドマップは,公式のものと比べ無機的な感じのものだが,パソコン上で関単に作れる。
※MindMap.jp ・・・マインドマップはもともと,イギリスのトニー・ブザン氏が開発したツールで,中心となるキーワードやイメージを図の中央に置いて,そこから放射状にのばした枝にキーワードをどんどん書いていき,さらにその枝からサブのブランチをどんどん伸ばして,発想を延ばす図解表現法である。マインドマップについてはここで,基本的な書き方が紹介されているので,それを見れば誰でもすぐにはじめられる。
ポジショニングマップの作成支援
ポジショニングマップをブラウザ上で作成する Webアプリである。利用は無料でユーザー登録も不要なので大変使いやすい。地域の課題考察などに活用できる。「フリーランス歴15年くらいの企画&開発者」氏によって運営されている。
地理関連アニメーションがみられるサイト
【人間・世界の俯瞰】
このサイトでは,人間や様々なモノ,地球などと様々なものの大きさを比較するためのオンラインツールがある。flash形式の画像の下にある横にスライドするゲージを動かすと,ミクロの世界から宇宙までの様々なスケールのモノが表示される。
【かつての地球】
このサイトは,3Dの地球儀スタイルで,過去の地球の大陸分布がみられるサイトである。ページの上側にあるメニューで年代を指定すると回転する地球儀のスタイルでかつての海陸分布がみられる。
【地球科学の可視化】
イギリスに本社がある教育出版社ピアソン・エデュケーションの教材アニメーションは,内容が非常にシンプルで洗練されている。このCDは,アニメーションをはじめ,気候や地形の学習で活用できる101ものアニメーションを収録している。
地理ゲームのサイト
【地図パズルゲーム】
Owl and Mouseという英文サイトは,オンラインで使用可能な多くの無料地図パズルを提供するサイトである。英語が苦手な人でもYahoo翻訳などを使えば,使い勝手にあまり問題はない。一般的な国名あてについての地図パズルが充実している。私は,とくにWorld Features(世界の特徴的な地物), World Monuments(世界各地の記念碑)の位置を地図上でさがしていくパズルが,視点が面白く楽しめた。
アメリカの「Sheppard Software」という教育用ゲームを制作・販売している企業のサイトは,オンラインで利用できる複数分野の教育用ゲームを無償で一般公開している。公開されているゲームは,地理学,数学,動物,科学など多分野にわたっているだけでなく,非常に多くレベル(レベル1~8まで)あるいは発達段階に応じたゲームが用意されている。
【一問一答形式の位置あてクイズ】
Ilike2learn.comという英文サイトでは,様々な地名テストにチャレンジできる。国名,大陸名,山脈名,河川・湖沼名など簡単なテストが用意されている。
英文サイトのトリビアパズル(Trivia plaza)では,クイズ形式で,世界の様々な基礎知識の学習ができる。クイズで扱われている項目は,国旗(Flag Symbols),Language & Country(各国の公用語), Mountains(山),Old Regions Regions(古い地域名),World Airport Codes(空港コード),World Capitals(首都),World Cities & Rivers(河川),World Countries(国名),World Flags(国旗),World Rivers & Cities(河川の流れる都市),World Shapes(国の形)など多種多様である。
【国際ボランティア参加型】
いろいろな問題に答えて正解するだけで,世界中の飢餓に苦しむ人々に米が寄付されるというサイトである。様々な分野の問題があるが,中にはGEOGRAPHY (Identify Countries on the Map /国の位置確認,World Capitals /世界の首都)という項目もある。
ジグゾー法の関連サイト
ジグゾー法の「ホームグループ」→「エキスパート活動」→「ジグソー活動」という3つのステップの説明が比較的分かりやすい。
地理関係の工作・作業に役立つサイト
株式会社NEO GISが運営している無料Web地図サイト(現状は無料です)。日本の任意の地域をWeb地図上で選び,OSM,基盤地図情報2018,地理院地図(標準地図,淡色地図,空中写真)などの地図を表示させ,それを容易に印刷(分割印刷可能)できるようになっている。
ミウラ折り(Miura Folding)とは,1970年に三浦公亮氏(東大名誉教授,宇宙科学研究所,現宇宙航空研究開発機構)が地図を折る方法の一つとして考案した方法である。人工衛星の太陽光発電のパネルの展開方法に用いられているとして世界的に有名な方法である。折った地図の両端をつまんで広げたり縮めたりすることで,地形図全体が展開したり,コンパクトにまとまったりする大変画期的な折り方である。実際の地形図を使った学習においては,地形図を折りたたむ方法についての生徒への教授も重要なスキルであるが,この具体的な方法は亀野誠二氏の個人サイト「カメの外部記憶」の中にある「地図をミウラ折りにしてみよう」に詳しい(フラッシュアニメは現在みられない)。
※ミウラ折り公式サイト・・・ミウラ折りの全てを掲載している公式サイトである。
静岡県の佐藤先生や,埼玉大学の故・谷先生のサイトでも同様のサービスがあるが,それらが公開される以前から日本のBeagleGraph社では,球体展開図作成サービス(ビーグルグラフ)という無償のオンラインツールを公開している。個人ではなかなか作るのが難しい「地球儀」を作る時の素材となる「舟型多円錐図法の世界地図」をPDF,JPGなどの様々な形式で作成できるサービスである。「無償」ということで,このサービスで作れるものは,大変小さい「直径4cmのピンポン玉で作れる地球儀」の素材である(サイズが大きいものは注文予約制で有償)。しかし高校地理の授業のアクティビティの一つとして,ピンポン玉で,地球儀を作るというのも面白いと感じさせるサイトである。
このサイトでは,様々なフォームのグラフ作成用の用紙をpdf形式で無料ダウンロードできる。産業別人口構成図の授業で使える「三角図表」のグラフ用紙,時差計算の授業で使えるのではないかという極地点を中心とした同心円の図などが入手できる。
ワールドカフェ関連のサイト
企業コンサルティングを行う吉沢康弘 氏のブログの中で,ワールド・カフェという話し合いの手法について,基本的な進め方についての詳しい説明がみられる。また進行に活用できるスライド,進行表のフォーマットなどが入手できる。
開発教育協会のサイト
開発教育協会は,日本で開発教育を推進している全国的なネットワーク団体である。独自の教材を作ったり,講師派遣,定期的な研修会開催などを行っている。ここの教材については,ESDの観点でつくられた教材であり,地理教育に求められる内容と重なる部分が大きい。