コンテンツについて

ここのコンテンツは,不平等の地理を考察するためのものです。発展途上国のこの関連のデータは欠損値が多いので,「傾向」をとらえるための利用となります。

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世界の概観

経済格差を考察

「人口(2018年)」「一人当たりGNI(2018年)」の2つの指標の主題図から,世界で経済格差がみられる地域について概観するためのコンテンツです。データは世界銀行統計サイトに依拠しています。

このコンテンツからアフリカ,アジアの人口が多い国々に一人当たりのGNI,つまり所得が低位の国が多いことが分かります。

 

疾病罹患・出生

疾病の罹患リスク

「一人当たりGDP(2018年)」「出生時の平均余命(2018年)」「結核の発生率(2018年)」「栄養不良の有病率(2017年)」「HIVの有病率(2018年)」の5つの指標の主題図の比較考察を通して,貧しい地域が疾病罹患リスクが高かったり,平均寿命が低いことが読み取れます。反対に豊かな地域はそのリスクが低い傾向があることが読み取ります。データは,世界銀行の統計サイトによっています。

貧困と出生との関係

「一人当たりGDP(2018年)」「乳幼児死亡率(2018年)」「妊産婦の死亡率(2017年)」「出生時の平均余命(2018年)」の4つの指標の主題図の比較考察を通して,貧しい地域が人間の「出生」とどのような関連があるのかを考察するためのコンテンツです。豊かな地域は妊産婦死亡率は高く,出生時の平均余命が短い傾向が読み取れます。ただし乳幼児死亡率はアフリカなどの一人当たりGDPが少ない地域だけでなく,ヨーロッパの先進国などでも高位の国があります(この要因については後日調べたいと思います)。データは,世界銀行の統計サイトによっています。 なお主題図の中の黒い凡例は欠損値です。

 

医療環境

■医療環境

「現在の医療費(GDP比)」「1人あたりの現在の医療費(現在の米ドル)」「国内一般政府医療費(現在の医療費の%)」「1人あたりの国内一般政府医療費(現在の米ドル)」「自己負担支出(現在の医療支出の%)」の5項目を考察することで,貧困状況にあるアフリカなどの発展途上国と,先進国の医療環境を考察するためのコンテンツです。図からはアフリカなどでは一人当たりの医療費が少なく,公的な医療支出も少ないことなどが読み取れます。データは年次は2017年で,世界銀行統計サイトに依拠しています。

生活環境

生活環境について考察するコンテンツ

「1日1.90ドルの貧困者比率(2011年)」「スラムに住む人の都市人口中の割合(2014年)」「安全に管理された飲料水サービスを使用している人々の割合(2011年)」「7~14歳に占める児童労働の割合(2014年)」「電気にアクセスできる人の割合(2017年)」について,世界での偏在を考察するためのコンテンツです。ただし「電気にアクセスできる人の割合(2017年)」以外のものについては,欠損値が多い主題図のため,あくまでも参考図扱いでみてほしいと思います。

なお傾向としては,貧困状況が深刻な国,スラムで暮らす都市住民割合が高い国がアフリカなどにあることは読み取れると思われます。

なおデータは,世界銀行統計サイトに依拠しています。

 

生活環境

識字率と通学環境について考察するコンテンツ

「小学校を出ていない子供たちの数(2016年)」「15歳以上の識字率(2018年)」の指標で作った主題図で, 識字率と通学環境について考察するコンテンツです。どちらも貧困の度合いが大きなアフリカの国々に欠損値が多いため,あくまでも傾向をとらえるためのコンテンツです。なおユニセフなどで作っている図は,欠損値が少ないですが,あれは複数年次の数値をかき集めて作成してるためです。統計データは,世界銀行統計サイトに依拠しています。

まず 「小学校を出ていない子供たちの数(2016年)」の図ですが,アフリカのサヘルの付近やアフガニスタンのあたりで,大きな円が確認できます。この図では,欠損値をもっている国については地図上でクリックしないとわからないのですが,アフリカの多くの国が欠損値をもっています。きちんとしたデータが整備されていれば,おそらくこれらの地域で「小学校を出ていない子供たちの数」が多いことは容易に推察されます。

「15歳以上の識字率(2018年)」の図についても同様に,アフリカの多くの国が欠損値をもっています。世界全体をみると,アフリカ付近で数値の小さい国が多い傾向があるようです。これも,もしきちんとしたデータが整備されていれば,おそらくこれらの地域での識字率の低さが明らかになるのではと推察されます。

 

豊かな地域の課題

豊かな地域の課題

「一人当たりGNI(2018年)」「一人当たりのエネルギー使用量(2014年)」「糖尿病の有病率(20~79歳のうち)(2018年)」の3つの指標の主題図を比較検討して,豊かな国の課題を考察していこうというコンテンツです。データは,世界銀行統計サイトに依拠しています。

このコンテンツから,収入も多く,エネルギー使用量も多い「豊か」な国でも,糖尿病の罹患リスクが高くなっている国があることが分かります。

 

 


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