(注1)まず地理月報の掲載記事を以下のように訂正します。

×近年の日本では,労働時間の短縮化(アメリカ,ドイツより短い)

〇近年の日本では,労働時間の短縮化(アメリカより短い)

(注2)図の名称に印刷ミスがありました。

〇図4 World touristiness map

  • 1 日本人の余暇を直視するグラフを作る

  • 2 世界の余暇を読図させる

  • 3 映像によるイメージの補填

  • 4 観光から余暇の広がりをみる

  • 5 観光行動の多様なバリエーション

1 日本人の余暇を直視するグラフを作る!

余暇(Leisure)とは,労働時間や睡眠時間などに費やされる生理的時間を除く「個人の自由になる時間」である。教養・文化の向上,健康回復などにかかせない時間であり,老後の暮らしに生きがいを与える重要な時間である。とくに近年の日本では,労働時間の短縮化(アメリカより短い)や高齢化により,余暇時間を拡大させる個人が増大し,その過ごし方が重要な課題となっている。したがって高校地理でこの「余暇」を扱う場合にはまず,「自分たち日本人の余暇」についての問題意識を,生徒達に持たせる必要がある。

 その点で私が有用と考えるのが, OECDの報告書「Society at a Glance 2009 OECD Social Indicators」の第2章「Special Focus: Measuring Leisure in OECD Countries」である。報告書は英文だが,OECDの公式サイトからpdf形式で容易に入手できる。重要なデータはグラフ化されており,グラフ右下のリンクからはエクセルデータも入手でき,グラフの自作も可能である。

                                  

 この報告書は,余暇について扱った報告書の中でも有用性が高く,教科書や様々なマスメディアなどでも取り上げられている一次資料である。OECDの報告書ということで,対象国がOECDの国に限定されている点,報告書を作る元ととなった調査が,主観的な「アンケート調査」を基本とする点が正直いって課題である。しかし日本の余暇の「地域性」を見ていく上では,有用であると考える。

(1)OECDの報告書を入手し,有用そうなグラフを見つける

まずこの報告書をここから入手し,それを展開する。するとまず表紙が表示されるが,そのページをたぐって有用そうなグラフを見つける。たとえば左のグラフは「Figure 2.3. Share of time taken by leisure and other activities across an average day」という図である。翻訳すれば「主な国の国民の平均的な1日の時間配分(2006年)」である。この図をハートーコピーしてそのまま授業プリントやパワーポイント素材にするという方法もあるが,凡例が英語であったり,またパターンがカラーなのでプリントの白黒印刷に耐えられないかもしれない。そのため,私はこの図のもとデータ(Excelデータ)を入手してそれを使って図を作り直すことをお勧めする。

 

(2)グラフのもとのエクセルデータを入手する。

つまりグラフの右下には,StatLinkというデータベースへのリンクが貼ってあるが,そのリンクの上にマウスポインタをおいて左クリックするだけで,もととなるエクセルデータが入手できる。Excelデータのシートは,英語版,フランス語版,データ版と用意されているが,最後のデータ版がグラフの自作には有用な資料である。

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(3)エクセルファイルのデータを加工する

あとはこのデータからExcelの機能で,グラフを作ればよいのである。データ内の英文の翻訳については,翻訳ソフト「翻訳ピカイチ」などを使って機械的に翻訳してしまう方法もあるが,項目名やタイトル名ほどなので,少し時間をかければ翻訳は可能である。

(4)エクセルを使ったグラフの作図

 エクセルによって作ったグラフについては,国の数を精選したり,パターンの種類などを調整して,授業の読図アクティビティの使用に耐えられるものにする。

※なおエクセルデータを使えば,Illustratorによってさらに精度の高いグラフも作れる。

2 世界の余暇を読図させる

この報告書のデータを活用した読み取りを通し,生徒たちに読み取らせたいものは,「労働時間の長さを背景に日本人の余暇時間が量的に少なく,また質的に消極的な内向きのものが多い」との「問題点」である。グラフの読み取りの中では,客観データから読み取れる「日本の異質性」をしっかりおさえた上で,その背景などについて「推察」させることなども重要である。

(1)OECDの報告書を入手し,有用そうなグラフを見つける

たとえばこの図は,そのデータを使用して自作した「主な国の国民の平均的な1日の時間配分(2006年)」である。凡例の「無報酬の仕事」は家庭内での手伝いなど,「パーソナルケア」は睡眠,飲食,衛生,身だしなみ,シャワー,病院への通院,美容室への訪問などを示す。このグラフからは,「パーソナルケア」の割合は国により大差がないこと。日本が「有給の仕事・学習」の割合が高く,その反対に「無報酬の仕事」割合や,「余暇」時間の割合が欧米の国々よりも低いことなどが容易に読み取りできる。

【読図によっては,次のような『推察』も可能である】

 パーソナルケアが国ごとの差があまりないのは,どのような国であっても,それが生理的に必要だったり,社会生活を送る上で最低限必要な時間として位置づけられているためなのだろう。一方で,日本,大韓民国,メキシコなど非「欧米」の国々で,学習・仕事に費やす時間が大きいのは,欧米よりも遅れて近代化,現代化が進んだ社会だからなのだろう。日本,大韓民国で余暇時間が少ないのも同様である。

 

左の図も,同様にして作図したグラフ「主な国の国民の平均的な1日の余暇時間の配分(2006年)」である。凡例の「イベントへの参加・出席」は,コンサート,映画.博物館に足を運ぶことなどを示す。「他の余暇活動」は趣味,コンピュータゲーム,気晴らしのインターネット使用,電話での会話,美術工芸,ペットとの散歩などを示している。このグラフからは,「余暇」割合が低かった日本が,まとまった余暇時間がないためなのか,「自宅でのテレビ・ラジオ視聴」の割合が高いこと。欧米諸国と比べ「イベントへの参加・出席」割合が低く,インドア傾向が強い点を読み取ったり,推察したりすることができる。

【読図によって,次のような『推察』も可能である】

 日本やメキシコなど余暇時間の短い国では,余暇活動にまとまった時間を費やすことができないので,「自宅でのテレビ・ラジオ視聴」などの自宅内で完結する余暇の割合が高いのだろう。日本と大韓民国などアジアの国では,コンサートなどのイベントへの参加に費やす時間が少ない。フランス,ノルウェーなどのヨーロッパの国とは対照的な傾向となっている。文化の違いであろうか。またホームパーティなどの伝統がないためか,日本では,「友人と遊んだり,友人の家に訪問」といった時間の割合が極めて低い。

 

 

3 映像によるイメージの補填

グラフの読み取りによって,日本人の余暇活動についての「ネガティブなイメージ」の確認ができた所で,さらに「日本の余暇に足りない部分」つまり「イベントへの参加・出席」などについて,欧米の例を取り上げるのも生徒の問題意識を喚起する上で効果的である。

たとえば毎年7月フランス・パリで行われている,日本のポップカルチャーと伝統文化を合わせた「JAPAN EXPO」というフェスティバルがある。フランスの若者が日本の文化を積極的に楽しむイベントとして知られる。その公式サイトで見られるイメージ映像を,インターネットを介して教室で流し,他国の若者が「余暇活動」を楽しむ様子を生徒に視聴させるだけでも,生徒に日本人の「余暇」の進むべき方向性を考えさせるきっかけを与えられると考える。

このページへのリンクはここである。

4 観光行動から「余暇の世界的広がりを」考察させる

 ところで近年,交通手段の発達やライフスタイルの多様化で,世界の人々の余暇活動はグローバルスケールに拡大し,また多様化してきていると言われる。その点については,「世界の観光行動」を通して見ていくのが生徒にとっても分かりやすいと考える。

(1)世界観光機関の年次報告書のグラフを活用する

 その場合,まず世界全体の観光行動の広がりを概観させる必要があるが,そこでは観光分野における世界最大の国際機関で,国連の機関でもある世界観光機関(UNWTO)の年次報告書「UNWTO Annual Report 2011」の掲載グラフが有用である。この公式サイトから入手できる最新の報告書のグラフを直接生徒に読み取らせるだけでも,世界の海外旅行者が近年急増し,2011年には9.82億人になったこと。地域別の入国者割合で「ヨーロッパ」が50%以上を占め,「アジア・太平洋地域」がそれに続いていることなどを,生徒に容易に理解させられる。

 実は,教科書や参考書などに使用されている観光関連統計については,この年次報告書に依拠しているものも多く,この資料は一次資料としてのランクも高い。さらに年次報告書は最新のものがサイトにより手に入る。あくまでも個人的な考えであるが,もしサイトから最新の一次資料を入手し活用することが可能であるならば,それを使うのが地理教員としての誠意かと考える。

報告書はここからダウンロードできる。

(2)World touristiness mapで「等質地域的な観光行動の広がり」を見せる

 なおさらに生徒達に,小地域の単位で,観光行動の広がり(観光客の受入れ)を考察させる上では, 「World touristiness map」というマップの活用が有効である。このマップは,Google社の風景写真の無料共有サービスPanoramioの利用度に応じた「観光レベルtouristiness」を色分けして,GoogleMapで示したマップである(GoogleEarthの形式でも入手可能)。

 黄色が観光レベルの高い所,赤色が中間の所,青色が低い所,灰色はデータなしの所を示す。このマップを見ると,ヨーロッパではレベルの高い黄色のエリアがほぼ全域を覆っている。ただ一方で近年,海外旅行者の受入れが増えている「アジア・太平洋地域」などを含め,他の地域の広がりは局所的である。観光行動の広がりが,未だ,世界的には限定的なものに留まっていることを,読み取らせることができる。

 つまりまだまだ人類にとって観光行動は,未知の領域なのである。

 

・作者のサイトにはここからアクセスできる。

 

 

・GoogleMapイメージの地図はここから閲覧できる。

 

・KMLファイルはここから入手できる。

5 観光行動の多様なバリエーション

※自作コンテンツの中にある12のツーリズムと連動しています。

なお近年の観光行動の多様化を生徒に理解させるためには,多様なツーリズムのパターンを教師がスライドで示したり,旅行会社の観光パンフレットをそのパターンごとに生徒に分類させるなどのアクティビティが考えられる。私の場合,文化人類学者・葛野浩昭氏の「観光旅行の諸類型」をベースに12パターンのツーリズムを教えている。@史跡・有名歴史建造物ツーリズム,A戦場ツーリズム,B援助ツーリズム,Cショッピングツーリズム,Dエスニックツーリズム,Eフィクショナルツーリズム,Fエコツーリズム,G景観観察ツーリズム,Hスポーツツーリズム,Iアグリツーリズム,Jアーバンツーリズム,Kヘルスツーリズムである。

                           

               文化人類学者・葛野浩昭氏の「観光旅行の諸類型」が示されている『観光人類学』

 私の場合,これら12パータンのツーリズムについて,ワークシート(pdf)パワーポイントを使った授業で,生徒に示した。つまり様々な観光ポンイトの画像が世界地図に貼り付けられたワークシートを生徒に配布した。そして,その上でパワーポイントを使い12のツーリズムの代表的な観光スポットを紹介していった。パワーポイントとワークシートでは同じ画像を使った。生徒には,パワーポイントの画像について,どこの観光地かについて「名称」を答えさせたが,「答え」を明かしたあと,自分のワークシートの画像の下に「観光ポイントの名称」を書き込ませた。

 ある意味,機械的な作業ではあったが,生徒には「楽しかった」,「いろんな観光があるのだとわかった」など好評価が得られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【@史跡・有名歴史建造物ツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • 史跡・有名歴史建造物ツーリズム・・・教会,寺院,博物館とか有名な遺跡をたずね,歴史に思いを                  はせるといったツーリズム

ギザの三大ピラミッド
ギザの砂漠にある3基のピラミッドの総称。古代エジプトのファラオであるクフ王、カフラー王、メンカウラー王とされる。

アンコールワット
12世紀に建立されたクメール建築の傑作といわれるヒンズー教寺院。

ストーンヘンジ
ロンドンの西200kmにある,巨石をリング状に配置した古代の遺跡。昔は魔術師マーリンが巨人に作らせたといわれてた。 宗教施設とも、天文台ともいわれてるが不明。  

サグラダ・ファミリア教会
バルセロナに建設中の教会。ガウディの代表作の1つ。主任彫刻家の外尾 悦郎(そとお えつろう)が建設にかかわっている。完成予定はガウディ没後100周年目の2026年とされているが、専門家による最近の予測では、完成は2256年前後と言われている。建設開始から長い年月が経っているため、建築と並行して修復も行われている。10ユーロを入場料兼寄付として集めており(2008年8月現在)、その収入で建造及び修復が進められている。

タージ・マハル
ムガル帝国第5代皇帝がシャー・ジャハーンが愛妃を悼んで建設した総大理石造の霊廟(れいびょう)である。

スルタンアフメト・モスク
トルコのイスタンブールを代表するモスク。世界で最も美しいモスクと評される。世界で唯一優美な6本のミナレット(礼拝時刻の告知(アザーン)を行うのに使われる塔)と直径27.5mの大ドームを中心としている。

ピサの斜塔
ピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり,長らく世界中で最も傾斜している建物と認識されていたが、ギネスブックは15世紀に建造されたドイツのある教会の尖塔の方が傾斜していると判定した。ガリレオ・ガリレイ - ここで実験を行ったとするエピソードがあるが、弟子による創作との説もある。

エッフェル塔(フランス)
パリのランドマークとなっている塔。フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造。万博後には来訪者も減ったが、のちに軍事用の無線電波をエッフェル塔から送信することになり、そのため国防上重要な建築物ということで、現在に至るまで残っている。

自由の女神
自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100周年を記念して、独立運動を支援したフランス人民の募金によって贈呈され、1886年に完成した。本来のモデルはフランスの象徴マリアンヌである。アメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴であるとともに、19世紀以来絶えることなく世界各地からやってくる移民にとって新天地の象徴ともなっている。

パルテノン神殿
古代ギリシア時代,アテネのアクロポリスの上に建設された、アテナイの守護神であるギリシア神話の女神アテナを祀る神殿(en)。ギリシア古代建築を現代に伝える最も重要なドーリア式建造物の最高峰。再建計画を実行。

万里の長城(中国)
紀元前7世紀に北方民族の侵入に備えて造られた城壁を、紀元前3世紀に秦の始皇帝がつなぎ合わせたもので、総延長は8,851.8km。ただ、現在の長城の殆どは明の時代に改築されたもの。
八達嶺長城(はったつれい)・・もっとも有名な見学地。

モン・サン=ミッシェル
フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院である(766年)。カトリックの巡礼地のひとつで「西洋の驚異」と称される。

マチュピチュ遺跡
インカの遺跡。「マチュ・ピチュ」はケチュア語で「老いた峰」を意味する。山裾からはその存在を確認できず、しばしば「空中都市」「空中の楼閣」「インカの失われた都市」などと呼ばれる。1911年アメリカの探検家ハイラム・ビンガムが発見。インディ・ジョーンズのモデル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【A戦場ツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • 戦場ツーリズム・・・戦場・虐殺遺跡といわれる,負の遺産を訪ね,何らかの教訓を得ようという          ツーリズム。

クチトンネル
全長200kmの地下トンネルネットワーク。ベトナム戦争中に、南ベトナム解放民族戦線が作った地下トンネル。まわりには落とし穴などのトラップも数多く見られる。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
第二次世界大戦中に、ナチ政権が国家をあげて推進した人種差別的な抑圧政策により、最大級の惨劇が生まれた強制収容所である。悲劇の証拠であり後世に語り継ぐべきものとして、ユネスコの世界遺産に登録された(負の世界遺産)。

原爆ドーム
広島平和記念碑(ひろしまへいわきねんひ)は、日本の広島市に投下された原子爆弾の惨禍を今に伝える記念碑である。原爆投下当時は広島県産業奨励館と呼ばれていた。

ひめゆりの塔
沖縄戦末期に沖縄陸軍病院第三外科が置かれた壕の跡に立つ慰霊碑。

 

【B援助ツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • 援助ツーリズム・・・発展途上地域での援助体験を含む観光。

マザーテレサ施設でのボランティア
インドコルカタでの滞在型の海外体験。貧しく、捨てられた子ども、誰にも見取られずに亡くなる人々を

1週間 70,000円
2週間 95,000円
3週間 120,000円
4週間 145,000円


【Cショッピングツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • ショッピングツーリズム・・・ブランド品,ファッション商品などモノととともに,都会的なイメ              ージ,ステータスを手に入れるための観光。

シャンゼリゼ通り
コンコルド広場から凱旋門を結んでいますが,シャンゼリゼ通りの大御所ブランドといえば、ルイヴィトン!他にはカルティエ、ランセル、フルラ程度です。ブランド品店はモンテーニュ通りに集中。

香港のトンローワン(中国)
日本でいう渋谷的な場所。日本でも知ってるようなブランドが多い。そ衣類の掘り出し物もあるところ。

ソウルの明洞
東京でいう「渋谷」や「原宿」に似ている。高級のブランド品であれ、どんなものでも揃う。偽物もある。

秋葉原
世界有数の電気街として発展した「世界的な観光地」。秋葉・アキバの略称で呼ばれる。「家電量販店がひしめき合っている」「家電品が安く買える」という意味での電気街は、秋葉原の競争力が低下したことが原因で1990年頃を境に徐々に衰退の方向。


【Dエスニックツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • エスニックツーリズム・・・異文化観光。異文化との接触や異文化体験をするツーリズム。

ゲル体験(モンゴル)
モンゴルの伝統的家屋のゲルに宿泊しようというツーリズム。

バラナシ川の沐浴(もくよく)(インド)
ヒンドゥ教最大の聖地バラナシの「ガンジス河での沐浴」をするツーリズム。ヒンドゥー教徒はバラナシへ巡礼し、ガンガーで沐浴し、死んだらここで荼毘に付され、遺灰を川に流してもらうことを望むという。


【Eフィクショナルツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • フィクショナルツーリズム・・・幻想,物語などの世界に身をおくためのツーリズム。

サンタクロース村(フィンランド)
フィンランドのロヴァニエミ市近郊にあるアミューズメントパーク。一年中、サンタクロースと会える。クリスマスにサンタクロースから届く手紙をお願い(注文)できるサンタクロース・ポストオフィス(正式な郵便局)もある。園内に、北極圏との境界であるおよそ北緯66度33分の北極線(Arctic Circle)を示すマークがある。夏季とクリスマス前後のみ開園。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Fエコツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • エコツーリズム・・・指導員や研究員とともに,規則を守りながら自然の観察や研究に参加するツー          リズム。

サバナ草原(ケニア)のマサイマラ国立保護区
肉食獣・草食獣ともに、生息する種類数・個体数の豊富さでケニア随一と言える野生王国であり、観光に外貨収入の多くを頼るケニア共和国にとり貴重な自然資源となっている。地方自治体が管理する「国立保護区」である。


【G景観観察ツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • 景観観察ツーリズム・・・雄大なスケールと美しい景観を見て,触れるツーリズムで,エコツーリズム            の一種。

ウルル(エアーズロック)
世界で二番目に大きい一枚岩。西オーストラリア州にあるマウント・オーガスタスに次いで、世界で二番目に大きな単一の岩石である。『世界の中心』という意味合いで「大地のヘソ」、若しくは、「地球のヘソ」と呼ばれることもある。所有権はアボリジニの組織が有しており、オーストラリア政府にリースしている。太陽の当たり方で色が変わって見え、朝陽と夕陽による鮮やかな赤色は特に美しい。

フェアバンクスのオーロラ(カナダ)
オーロラを頻繁に観測できる地理的地域、『オーロラベルト』の中でもオーロラが最も現れやすい場所は地磁気緯60〜70度に沿った周辺。北半球ではアラスカの 『フェアバンクス』とカナダの 『イエローナイフ』の2ヵ所は最も明るいオーロラが見える都市。

グランド・キャニオン
はアメリカ合衆国アリゾナ州北部にある峡谷である。コロラド高原がコロラド川の浸食作用によって削り出された地形。その雄大な景観から世界遺産に登録された。

ナイアガラの滝
エリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にあり、カナダとアメリカを分ける国境になっている。滝の高さはあまりないが幅が広く、単独で流れる滝の水量では北米で最も規模が大きい。                            
白神山地
青森県と秋田県の県境にある、人の手が加えられていないブナの原生林からなる地域である。白神山地は、名勝地のような美しい高山植物や雄大な景色を眺められる場所はあまり多くはない。眺望が良い場所や高山植物が咲いている場所に行くためには、それなりに苦労をしなければならない。

カッパドキア
トルコの首都アンカラの南東にあるアナトリア高原中央部に広がる岩石地帯。キノコや煙突のような形の奇岩(ギョレメ)が林立し、巨岩がそびえる景観はまさに自然の驚異です。今カッパドキアで大人気のアクティビティと言えば、気球(バルーン)。気球のフライト日数と参加者は世界でも断トツに多い。料金は€150程度〜(112円)。

桂林のタワーカルスト
カルスト地形のタワーカルストと呼ばれる奇山や奇岩が林立し,絵のように美しい風景に恵まれ、世界的な観光地です。

【Hスポーツツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • スポーツツーリズム・・・ダイビング,スキー,テニスなどのスポーツを体験したり,観戦するツーリズ            ム。

  • JALホノルルマラソン
    初心者からトップランナーまで誰でも楽しめる世界最大級の市民マラソン「JALホノルルマラソン2010」は12月12日(日)に開催されます。現在、エントリー受付中です。日本受付:11月5日(金)(日本事務局必着)まで18,000円。ホノルル現地受付(最終):12月8日(水)〜12月11日(土)・・・US$240。

    グレート・バリア・リーフ
    沿岸にある世界最大の珊瑚礁。3,000ヶ所の独立した珊瑚礁と大小900あまりの島々からなり、総延長は長さ2,600kmにわたる。マリンスポーツやクルージングが楽しめる。

    ワイキキビーチ
    ハワイ州オアフ島のホノルル市内の幾つかのビーチの総称。約3kmにわたって続く三日月型の美しいビーチは、世界でもっとも有名なビーチ。ホノルル市における最大のリゾート地域、そして繁華街。昔、湿地帯だったが, 1920年代から1930年代にかけて、カリフォルニア州のマンハッタンビーチから白砂を運んで作られた。

    カナディアンロッキーのスキー
    ロッキー山脈のカナダ部分には,いくつかの国立公園あり、世界中からの観光客が多い。スキー場はご豪快なスケール、その上雪質は良好、シーズンが長い、おまけにリフトの待ち時間がありません。

    ヒマラヤトレッキング
    ヒマラヤには世界一高い山エベレストがありますが、決して熟練した登山家しか登れないわけではありません。本格的なコース〜初心者コースまで選んでトレッキングをすることができる。

    大リーグ観戦
    海外で本場のMLBスポーツを体感するためのツアー。日本人選手の試合観戦ツアーが日本では人気。

    FIFAワールドカップ                                    サッカーの大会の最高峰と位置付けられ、テレビの視聴者数ではオリンピックを凌ぐ世界最大のスポーツイベントである。


【Iアグリツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • アグリツーリズム・・休暇を使って農場体験をするツーリズム。ヨーロッパが発祥地で、アグリツー          リズモ(伊)、ルーラルツーリズム(英)ともいう。

アグリツーリズモ
農業体験を行う宿泊施設。トスカーナのでは,ぶどうやオリーブの収穫を手伝ったり、カンティーナ(ワイン蔵)の見学、 新鮮な素材を使った料理教室等、アクティビティも沢山ある。 町を離れ田舎でゆっくりリラックスし、その土地で育ったものを味わうツーリズム。

【Jアーバンツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • アーバンツーリズム・・芸術、アミューズメント、ショッピング、飲食を楽しんだり、都市の町並み           や文化遺産など歴史・文化に触れたり、蚤の市などを訪れ市民の暮らしに接           し、地域の人々と交流するなど、都市の様々な魅力を体験するツーリズム。

人気順位1位 ニューヨーク(アメリカ)
人気順位1位 ロンドン(イギリス)
タワー・ブリッジ1894年に完成したヴィクトリア朝の跳ね橋
ウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)に付属する時計台 ビックベン
人気順位1位 パリ(フランス)
セーヌ川,エッフェル塔
人気順位1位 東京(日本)


【Kヘルスツーリズムについて筆者がウィキペディアを参考にまとめたもの】

  • ヘルスツーリズム・・医学的な根拠に基づく健康回復や維持、増進につながる観光。医療を目的とし          た旅行(メディカルツーリズム)もこの一種。健康志向が高まる現在、日本にお          けるヘルスツーリズムの潜在市場規模は4兆円と言われる。

草津温泉
日本を代表する名泉の一つである。日本三名泉。酸性泉。適応症は皮膚病・神経痛・糖尿病ほか。

バーデンバイウィーンの温泉
ローマ時代から知られた硫黄泉の湧く温泉地であった。温泉は、リウマチ・循環器疾患・骨折などの治療に効果があるとされる。

 

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