ここでは私の研究履歴をまとめます。

 

・大学卒業して間もない頃,群馬県高教研地理部会の活動の一環で,無償奉仕の一般書執筆(群馬もの)で研鑽を積み,長期休業中は手弁当で水上町藤原,埼玉県栃本,群馬県六合村などのフィールドに行き,山村の調査活動をしていました。この頃の共同の著作物は以下のようなものです(論文は除く)。

・『からっかぜ産業』上毛新聞,1992    ・『群馬県風土記』旺文社,1993

『ぐんま112のナゾ』上毛新聞,1995  ・『ランドジャポニカ日本地名大百科』小学館,1996

・『ぐんまの日本一』上毛新聞,1997    ・『群馬県百科辞典』上毛新聞,2008

・1995年4月25日~2005年3月の10年間,高崎市史編纂室の民俗調査員に正式に委嘱され活動しました。私の担当は,主に農村地域の生業で,土地利用調査や聞き取り調査などフィールドワークで忙殺されましたが以下のような成果物も得ました。

・『南大類町の民俗』1997年,共著 ・『倉賀野町の民俗』1999年,共著

・『貝沢町の民俗』2001年, 共著  ・『阿久津町の民俗』2001年,共著

・『高崎市史民俗編』2005年,共著

・2007年頃,文科省前教科調査官の吉開潔先生がされていた「地理的スキルを系統化する必要がある」という話に触発され,まずはスキルの事例収集・整理からと考え,2008年3月にブログ「地理屋にできること」を開設し,翌2009年に本サイトの「GEOLINK」 をはじめました。サイト開設も,すべて何もかもが泥縄でした。

・群馬県の地理教員が複数人参加した国土交通省国土計画局GIS活用推進事業に,ワーキンググループメンバーの一人として 入り活動させていただきました。

・2012年,群馬県高教研地理部会の前・矢嶋部会長の提案を背景に群馬県内のGISの継続的な研修を担保するため,私がグループリーダーとなり,ICT活用推進ワーキンググループを発足させました。

・2012年6月,本サイトが国土交通省国土計画局のサイトGIS研修プログラムの「地理情報システム(GIS)活用に役立つWebサイト等の情報源の紹介」に掲載されました。

・ GISだけではいけないとの考えから一念発起し,2013年8月1日~11日にJICAの海外教師研修プログラムに申し込み,運よく派遣教員に選ばれブータンに行きました。

・2013年10月,地理情報システム学会から平成25年度「初等中等教育におけるGIS を活用した授業に係る優良事例表彰」で国土交通大臣賞を授与していただきました。

・2015年3月に日本学術会議の地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会地図/GIS教育小委員会の委員に就任しました。ここは地理総合実現を牽引してきたり,教育行政について国に諮問をする所です。

・2015年6月から国際地理オリンピック日本委員会実行委員会の実行委員に就任しました。意外とここでも目立ちませんが実のある活動をしてます。

・2016年7月30日(土)~31日(日)全国地理教育研究会群馬大会が群馬県で行われました。のべ150人の参加者を集め成功裏に終わりましたが,このときは群馬県大会の事務局長をさせていただきました。

・2017年3月,はからずも平成29年度日本地図学会 教育普及賞を筑波大学で授与していただきました。

・2017年7月17日,「JICA地球ひろば」のNHKによる映像教材として,私がかかわった「難民問題」と「イスラム」の映像が「地球ひろば」ウェブサイトで公開されました。

・2018年3月末,文部科学省国立教育政策研究所『平成25年度中学校学習指導要領実施状況調査報告書』が刊行されました。私は地理分野の作問委員として関わりました。業務に携わったことは部外秘でしたが,正式に公表可とされたので,ここに載せました。

   

・2018年4月から2019年3月まで大学入試センターで,現場の教員として地理の「新共通テストのプレプレテストとプレテスト」の作問をさせていただきました。2019年3月末に正式に守秘義務が融けましたので,ご報告させていただきます。全国の他の先生方とともに「生みの苦しみ」を経験させていただき,大変よい勉強をせていただきました。

・2020年3月に,文部科学省国立教育政策研究所『平成27年度高等学校学習指導要領実施状況調査報告書』が刊行されました。私はここでは地理分野の作問委員と,分析委員として関わりました。業務に携わったことは部外秘でしたが,正式に公表可とされたので,ここに載せました。ネットではすでに国立教育政策研究所の公式サイトにアップされています(https://www.nier.go.jp/kaihatsu/shido_h27/index.htm)。内容的には,現行の高等学校学習要領の検証のための調査報告となっています。

・2020年4月,文部科学省国立教育政策研究所,新学習指導要領の地理総合「評価規準,評価方法等の工夫改善に関する調査研究」協力者に委嘱されました。来年6月までの業務となります。なお業務に携わることは部外秘ではなく公表してもよいとのことです。

・2020年10月10日毎日新聞の須貝道雄からの取材の結果が新聞記事になりました。30年前群馬県の六合村を取材した時にであった花インゲンを群馬県にもたらした故・大塚政美さんとの出会いについてのものです。pdfにしたものはここにあります。

・2021年4月,私が編集者・執筆者としてかかわった「地理総合~世界に学び地域につなぐ~」の見本が公開されました。

・8月3日にロイロノートスクールの「ロイロノートスクール認定ティーチャー」に認定されました。

・8月20日に国立教育政策研究所から私も協力者としてかかわった「『指導 と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」【高 等学校 地理歴史】が公表されました。 令和4年度(2022 年度)から年次進行で実施となる各教 科等について,評価規準作成など,学習評価の進め方を示 したものです。

・8月31日上毛新聞の「防災特集2021」に,私を掲載していただきました。

・10月27日,地理専門情報誌GIS NEXT第77号に私が取材を受けた時の記事が掲載されました。

 記事はこちらです。

 

2022年

3月、二宮書店教科書「地理総合 世界に学び地域へつなぐ」との連動企画で,山川出版から「ムービー地理総合」が発売されました。私も監修にかかわりましたが、授業での活用をイメージして制作された教科書準拠のものです。

4月1日、私も著者と編集者に名前を連ねさせていただいた二宮書店教科書「地理総合 世界に学び地域へつなぐ」が今年度からの地理総合スタートにあわせて正式に発行となりました。

 

7月22日、私も著者に名前を連ねさせていただいた明治図書「つまずきから授業を変える!高校地理「PDCA」授業&評価プラン」が、今年度からの地理総合スタートにあわせて正式に発行となりました。「評価と指導の一体化」をイメージした教員を対象とした書籍となります。福井大学教授の橋本康弘先生と、龍谷大学准教授の中本和彦先生が編集をされています。詳しくは、明治図書のサイトをみてください。

 

 

 

 

 


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