人間と世界の俯瞰

のサイトでは,人間や様々なモノ,地球などと様々なものの大きさを比較するためのオンラインツールがある。flash形式の画像の下にある横にスライドするゲージを動かすと,ミクロの世界から宇宙までの様々なスケールのモノが表示される。

 地球儀型ソフト(GoogleEath以外)

2004年に公開が開始されたNASAが制作したフリーウェア。現在のものは,オブジェクト指向のプログラミング言語JAVAで作られている。Google Earthに比べて動作が少し遅いが,中高度以上ではGoogle Earthよりも画像が美しい。「夜の地球の光(Earth at night)」の設定もできる。アメリカではGoogleEarthと人気を二分しているソフト。スケール表示ができるのはよい点である。

 オンライン地図

このサイトでは,日本と海外の主要都市の詳細な地図が閲覧,入手可能。また地球観測衛星としては世界最大級の日本の「陸域観測技術衛星・だいち(ALOS)」の衛星画像と,NTT-MEなどの協力で提供されたクリアな航空写真(日本の2/3の地域をカバー)も閲覧,入手できる。

サイト内のGoogleマップを航空写真のモードにしたあと,横のメニューで,見たい航空写真のタイトルをチェックすると,Googleマップが,その該当するポイントをクローズアップするサイト。航空写真は,F1グランプリ,なんだ?,ゴルフ場,スーパーズーム,世界の名所,世界の歴史遺産,北朝鮮などテーマ性を持っている。

 

 

 直近の衛星画像

2Adobe社のFlash player(無料)さえインストールしておけば容易に地球儀形式の衛星画像が閲覧できサイト。直近に撮影された衛星画像が閲覧できる。

 衛星画像の新旧比較

ESRI社の公式サイト内に「ChangeMatters Viewer」というオンラインサービスがある。これは新旧のランドサット画像(1975年~2005年)を左右に並べて比較できるサイトである。主に示されているのは,緑地帯の変化であり,「都市化」について授業で使う時の有用な素材となりうる。

 対蹠点(アンティポデス)

【2D地図上の確認】

2Dの地図あるいは衛星画像上で対蹠点を確かめられるサイトである。

【3D地図上の確認】

3Dの地球儀上で対蹠点を確認できるサイトとして「3D dual globe」というサイトがある。はっきりいって,操作しにくいという点とみにくいという点もあるが,面白い。スケルトンになっているが,地球儀上の世界地図(赤)の反対側にある赤いエリアが,対蹠点の付近を示す。

 地球上の昼と夜

【昼と夜の範囲】

time and date.comという英文サイトの中にあるページ。ここでは入力画面に任意の日時を入力するだけで,その時間における「太陽の位置」,「昼間のエリア」,「夜のエリア」を衛星画像上に示すことができる。ベースとなる地図を,マップに切り替えたり,衛星画像に切り替えたりできる。

Day and Night World Mapと同様に衛星地図に,設定した日時の昼夜のエリアを示したり,実際の人工衛星からの視点を示すことができる。

地球上の「リアルタイム」の昼間の領域と,夜の領域を可視化された画像で示してくれるサイトである。画像に使われている雲は,3時間ごとに更新される気象衛星画像のものが使われている。

【日の出・日の入りの時間・方位を確認】

画面上に表示されているGoogleマップの任意のポイントを,マウスでクリックすると,画面左上に,日の出・日の入り時間(日本時間)が示される。また赤いラインで,太陽の昇る方向,沈む方向も示される。

 地球上の距離・面積を比較

MAPfrappe の「Move Outlines」では,各地の距離比較が可能である。つまり他の部分と距離を比較したいラインを,画面上側にあるGoole Map上にマウスで描き,地図左上の「End Outline」をクリックしてラインを確定する。あとは画面下側のGoole Mapの背景地図を動かし,距離を比較したい場所を設定するだけである。このような作業だけで,たとえばアメリカ本土の東西の距離と中華人民共和国の東西の距離の比較も可能である。またこのツールでは,世界の任意の地域をトレースすると,その面積を他の様々な地域と比較することもできる。

 ライブカメラ

【ポータルサイト】

「EarthCam」とは,アメリカにある同名の企業が作る,世界で最も人気のウェブカメラのネットワークサイトである。世界各地のライブ画像が,ここから検索できる。

世界各国,各地の名称,景色のライブ映像が見られるポータルサイトである。メインメイン画面(日本語表示可能)は,キーワードでライブ画像の検索ができるようになっている。近年のリンク切れで見られなくなっている場所が多い。

【サウジアラビア・メッカ】

サウジアラビアの「Ka'ba webcam」というサイトでは,メッカのカーバ神殿での巡礼の様子をライブ中継で見ることができる。

【イスラエル・嘆きの壁】

ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」のライブ中継も「webworldcam.com」というサイトで見ることができる。

【ギリシャ・アテネのアクロポリス】

ギリシャのホテル・グランドブルターニュからのライブ中継(静止画像)としてアテネのアクロポリスを見ることも可能である。

【南極・昭和基地】

このサイトでは,南極にある日本の昭和基地のライブ中継がみられる。

 地球上の方位を確認

福岡県のIT企業「オフィスH200」が運営しているこのサイトでは,「任意の地点」からの方位を地図左「サイドバー」の「正方位」という設定で,「ライン」として確認することができる。

 傾斜角を算出
  • Excelのアークタンジェントを使う

Excelのアークタンジェント(ATAN)という逆三角関数の数式を使うと,距離と標高から,傾斜角を求めることができる。

 地形

【かつての地球】

このサイトは,3Dの地球儀スタイルで,過去の地球の大陸分布がみられるサイトである。ページの上側にあるメニューで年代を指定すると回転する地球儀のスタイルでかつての海陸分布がみられる。

【地球の形】

地球の形とは,ジオイド,つまり「平均海水面を陸地にまで延長したと仮定した場合に全地球を覆う仮想的な海面のこと(ウィキペディア)」である。このサイトの下のリンクより,この西洋なしがゆっくり自転しているアニメーションをダウンロードすることができる。どのようなスケールに着目して地域,地球をみるのかによって,ほんとうに様々な見方があるのだなということを生徒に実感させるのに有用な素材の一つだと考える。

 気候

【世界のリアルタイムな気象情報】

inmeteoというチェコの気象関連企業によって作られたサイトである。リアルタムの今現在と,10日後までの降水量,雲量,風速,瞬間風速,気圧,cape(対流有効位置エネルギー といわれ,積雲対流が発達しやすい指標),積雪,凍結高度を, ビジュアル・動的に示すことができるオンラインサービスが提供されている。

東京Microsoft社のCameron Beccario氏により制作された,スーパーコンピュータで開析された世界中の気象状況がビジュアライズされた画像をみられるサイトである。3時間ごとにデータは更新されている。サイト画面の左下に表示される「earth」の文字をクリックすると日本語への表示変更も可能である。様々地図投影法での描画もできる。東京都内に吹く風の、風向と風速を可視化した 「東京風速(Tokyo Wind Speed)」もCameron Beccario氏により制作されたものである。

Sat24.comは毎日4回更新されるリアルタイムの気象衛星動画がオンラインで見られるサービスである。ヨーロッパ,アフリカ,アジア,中近東,北アメリカ,南アメリカ,オセアニアの気象衛星画像や,雨,風,雷,気温の分布を示した画像を動画形式で見られる。動画は1日4回の更新が行われる。このブログの画像は今日の気温分布の変化を示したものであるが,これらの動画と気象衛星動画による雲の動きを示した動画を生徒に見せることで,ヨーロッパを確かに偏西が吹いており,ヨーロッパの内陸部の気候に影響を与えていることを実感させることができると考える。日本の天気予報で生徒が普段目にしている「天気,雲,気温分布が西から東にシフトしている様子」をヨーロッパでも実感できるよい素材である。

 

 環境問題

【環境汚染マップ】

WHO(世界保健機関)のサイトで、グローバルスケールでPM2.5の平均値の分布を示すマップが表示されている

 交通

【航空交通】

国際線の航空ルートのおおよそを可視化するオンラインの3Dマップ。回転する地球儀の上を,光の点として示された航空機がとび,ラインとしてその飛行ルートが示される。点の大きさ,ルートのラインの太さは画面右上のゲージで調整ができる。地球儀はマウスで自在に向きを変えることができる。

 資源とエネルギー資源

【石油】

1995年から2014年までの20年間について,年次別に主要な国の輸出と輸入別に,取引相手国を可視化するオンラインサイトである。輸出入を選択し,さらに年次,該当する国名を選択すると,回転する3D地球儀の中に貿易相手国からの放物線が該当国に向かって飛んでくる。原油の国際貿易の視覚化に役立つサイトである。

 都市と村落

1851年から1914年の間のパリ市内の建物の建築年代を11の年代別にインタラクティブマップの形式で可視化しているサイトである。それぞれの年代の凡例をチェックすると表示と非表示の切り替えができる。ヨーロッパの都市構造が中心部に伝統的建築物が多いといわれているが,その点がよくわかるサイトである。

イギリスのロンドンにあるEmu Analytics社が提供しているインタラクティブマップである。ロンドンをはじめとするイギリス国内のトップ25の都市域について,建築物の高さ別に色分けして示してくれるサイトである。

 

 

 平和と人権

【テロの恐怖】

2016年の段階で,何回のテロが起こり,何人が亡くなっているのかがグローバルスケールでみられる地図サイトである。イラク、シリア、アフガニスタンなどの紛争にかかわるテロだけでなく、ナイジェリア、イエメン、ソマリア、バングラデシュなど多くの国でテロが起こっていることがわかる。この地図は、EsriのストーリーマップのチームとPeaceTechラボ間のコラボレーションで作られており、世界中のテロ攻撃の年表を提示するためにウィキペディアのクラウドソーシングのデータを活用している。

 民族・文化

【地域紛争】

このサイトは,世界の様々な国がかかえている「係争中の地域」の位置を,地図中の該当する国をクリックするだけで,「黄色」の点として視覚化してくれるサイトである。地域や説明テキストのリストは,CIA のWorld FactbookやWikipediaなどによっている。よく見ると「竹島」がドクトになっていたり,日本人としては違和感のある点もあるが,よくできている。マップはアメリカの起業家・Max Galka氏が, Mapbox Studioというオンラインの地図作成ソフトを利用して作成したものである。高校地理の紛争地域の学習などでの活用も可能である。

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